nukumori 5th Anniversary after report


 Vol.5 silent siren

ゆかるんさん
nukumoriは、いろいろな世代のお客さんの前で演奏する貴重な機会でした。
私たちのライブに来てくれるのは若い女性が多いのですが、
今回はお母さん世代にも私たちの音楽を知ってもらえたんじゃないかと思います。
また、途中で福島県のペット保護施設の映像も流れていましたが、
犬と暮らしている人は、愛情と責任をもってしつけをすることも大事だなって思いました。
もしもの時に、避難所や保護施設で過ごさなければならないときがあるかもしれない。
そんなとき、きちんと生活できるように訓練しておけば、飼い主さんや周りの人はもちろん、
ワンちゃん自身が一番安心できると思うんです。
こんなふうに、来てくれたお客さんにも何か動物と人の関係について考える
きっかけになってくれていたらいいな、と思います。

すぅさん
nukumoriのコンセプトに、私はすごく賛同しています。
mapiさんもMCでおっしゃっていましたが、
「震災のことを忘れないように、そして明るく当たり前のように話題に取り上げていこう」
というのは本当に素敵だと思います。
というのも、実は私は福島県浪江町の出身なんです。
ほかの地域の人からは、特に震災の被害が大きかった浪江町出身の私に
「どう接していいのか一瞬迷う」とよく言われます。
でも福島県の人たちって、実はすっごく気持ちが強いです。
気にかけてくれる心遣いはすごくうれしいですが、気にされすぎると恐縮してしまいます。
nukumoriのように、前向きに取り上げてくれるスタンスはうれしいです。
今回は参加できて本当によかったです。

ひなんちゅさん
参加して一番大きかったのは、ほかのアーティストの方たちとセッションをさせていただいたことです。
私はバンド以外でドラムを演奏するのははじめてだったんです。
サイサイのライブでは、私のドラムのカウントで曲が始まることが多いんですが、
今回のセッションでは、宮田さんが歌い始めて、竹善さんやKさんが目配せをして始まるという、
バンドとは違う空気感の中で演奏できて、楽しかったです!。

あいにゃんさん
nukumoriのように、さりげなく被災地のワンちゃんを助けようという目的があるのはすごくいいですね。
震災から3年経って話題に上ることが少なくなってきましたが、
まだまだ困っている人や動物がいる現実があるんですね。
今、何をしたらいいかわからない人も、純粋に音楽を楽しみながら被災地に貢献できて、
すごく素敵なイベントだと思います。
セッションではパートごとに演奏するというより、みんなで作り上げていくという雰囲気がすごくあって、
目的に向かって進んでいく一体感を感じました。
ステージ上からも会場全体が笑顔になっていく感じが伝わってきました。